詩人:怜士 | [投票][編集] |
隠した傷跡を暴いて
殺す準備万端
叱責の末押し潰す為の
御機嫌取り
愛想笑い
気付けば囚われていた
今、籠を飛び絶つ
そう何一つ敵わないなら
全て消して
笑え
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“本気で死にたいの?”
冷めた声で君がいう
どういう答えがお望み?
なんて言えば満足?
それともソレは早く死ねって意味?
怖くて答えを誤魔化した
そう、そんなわけない
ああ〜あ
いやだ・・・
無視しようとしていた
のに
君の一言でわかったよ
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自分を正当化するのがうまい
常に“正しい”ところに自分を置く
そうやって自分を肯定する
けどその肯定は義務を負わせるために
与えられたものだから
善くなろうとする度に逆の感情を抱く
その偽善を捨てない限りお前は周りの人間を不幸にし続ける
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明るくそよぐ外に憧れる
子供が笑っている
雨が降っている
窓ガラスに打ち付ける雫
あなたの夢を見ている
ずっと・・・
ずっと・・・
鳥が空を泳ぐ
真っ青な四角の端から端
遠くでサイレンが鳴る
いぬが吠える
ちいさい虫が僕を見てる
窓の向こうから
手首の傷口から
窓の深い青が黒く染まる
あなたの夢を見ている
ずっと・・・
奇声
物音
猫の声
白い幽霊
煙の塊
夜が明けるまで続く
窓に映った部屋は
たくさん人がいる
壁と天井の隙間から
溶けて溢れ出す人間
窓が青く光るまで
時は繋がった流れ
日の繰り返しではない
答えはなく
同じ朝はない
あの空が青いように
見えない方がいいこともある
不安と恐怖で狂いそう
あなたの夢のなかで
・・・ずっと
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思い出したくないのに、
あそこにも
ここにも
全部片付けたと思ったのにほら、
そこにも
思い出したくないのに
何度も思い、
苛つく
消えてほしいくらい
頼ってたのに
離れていく恋人
いまやただの
うざったいヒト
言葉は内側に溢れる血液
あなたはなにがほしかったの?
ぼくに近付いてなにを求めていたの?
なんの意味があったのか
8年だか
9年の間
うろついていたあなたは
クリアしたゲームを売り飛ばすように
僕を放り出した