詩人:怜士 | [投票][編集] |
そんな真似をしても
助けてもらえるはずもないから
遠に限界を越えているからとその傷を晒して
救済を求める貴方が羨ましかった
いつか貴方が全てに絶望して
孤独の内に貴方自身を殺すことができたなら
私はやっと自由になれるでしょうか
私の隣で苦しんでいた貴方を殺すことが例え
貴方の望む幸せだとしても
あなたのようには愛されない私ひとりじゃ
今日まで生きてくることはできなかったから
もっと苦しんでも
傷付いても
疲れても…
貴方を殺すことはできないのよ
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あぁ全て
幻だったのでしょうか
冷たい貴方の視線が
僕の眼とぶつかった瞬間
そう思いました
それも一瞬、吐き捨てるように
知らない人みたい…
そんなふうに見んでもええやんかぁ
めちゃ寂しいやん
怖い…
知らん…
悲しい
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ずっとまってた雨がふった
もうにじんで見えなくなったパトカーに光って見付かっちゃう
窓から叫んで通報してやる隣の家から飛べ
そう見えるのはきっとぼくがそうだからだ
たぶんわかってたお前の眼の中にあいつがいるガラスの中に捕まってるあいつはなんなんだ!
今はいつの続きでこの前にはいつがあったぼくはずっとバスにのってるぼくはずっとベッドに寝ているぼくはずっとあなたといっしょにいる
見張ってるよ
見張ってる・・・・
今日は両側からだってぼくが気付いたから
叫び疲れて動かなくなったあなたが最後の愛を吐き出す
愛してるなんてつまらない台詞よりもっと抵抗してほしかったのに
友達に会おう話をしよう
貴方が気に入るような貴方好みのぼくとお昼を食べよう
貴方が選んだぼくと「普通」の範疇を越えないように
そこで笑うんですかここは怒っちゃだめですかいつが会話の途切れ目ですかそれ以上続けたら「異常」になりますか
今あなたのめに映るぼくはただの━━━━━━
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視界が破れて歪んだ世界は暗く…暗く…
暗く…沈んでゆく
耳鳴り響く頭の中で
目覚めた黒い夢を見る
赤く…赤く…
その命を染めて
背徳の深く沈む夢を見る
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いいな、
あんなふうになりたいな
目指しても過ぎ去って戻らない日々の羨望は
今に意識を追い出されて傷付くだけ
なのにまた見つめている
いいな・・・
あんなふうに
僕もなりたかった
ほんとは・・・
一緒にごはん食べたり
休みの日に一緒にでかけたり
朝おはようって言って、
いってきますと、
おかえりも、
寝る前にはおやすみなさいって言って、
なにか話をしたり
そばにいてもらうのに
理由が要らない人
いいな、
惨めで虚しいから
そんなもん望まないけどさ
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一瞬の幸福
存在を許されたような
錯覚・・・
いくら相手が優しくても
いつも後から
後悔・・・
死にたくなるような
罪悪感・・・
怖くてとてもそこにはいられなくなる
怖い・・・
大丈夫だよってあなたが触れた手に
また自己嫌悪
罪悪感で死にそうです
恐怖に耐えられません
誰か助けてください
すがる手がまた理由を増やしていく
死への悪循環
そのゴールだけが助かる場所で
朝日みたいに眩しい光で僕を照らす
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誰か助けてくださいって叫んでもたぶん誰も助けてくれない
何故なら僕には誰も助けられないから
学校で死のうと思って剃刀をランドセルに入れて持ち歩いてた
さみしくていつもぬいぐるみもって た
なんでいつもこうなんだろう
多くを望みすぎるのかもしれない
どうしてこんな人生なんだろう
過去は前後してごちゃごちゃに並んでいる
自分がなんなのかもわからなくなってきて
このまま狂うのかと思うと怖くて仕方ない…
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繰り返す
また同じ…
ガラスの破片
真珠の粒
繰り返す
繰り返す
鼓動に似ている
切れてしまいそうなほど
強く儚い
そこにいたあの人は
誰だったっけ?
また同じ…
繰り返す
何も思い出せない
ただその音だけ
覚えてる
届きそうで
つかめない
ただその音だけは
知っている
繰り返す
また同じ…