詩人:怜士 | [投票][編集] |
自分を死んだことにした
だから返事が返ってこなくても
何も言えなくても
できなくても
あたりまえになった
僕はお化けだ
痛くもないし
何も怖くない
何も望まないし
動くこともない
ただ彼女を愛して
彷徨うお化け
詩人:怜士 | [投票][編集] |
深い青はあなたの愛
僕が切ってしまった
はじめての愛
黄緑と橙はあなたの心
僕が捻ってしまった
何度目かの心
パステルカラーはあなたの筆跡
僕が燃やしてしまった
二度と見れない筆跡
琥珀はあなたの髪と瞳
僕が切ってしまった
二度目の愛
夕日はあなたの声
僕が壊してしまった
最後の愛
深い青のもとへ
琥珀と夕日のもとへ
汚れた紅は僕の愛
詩人:怜士 | [投票][編集] |
どこにいても自分は邪魔だと感じる
人目を避けて逃げ回っている
今日はあとどのくらいで終るだろう…
本棚いっぱいの本に見下ろされて時間が過ぎるのを待つ
窓の中に降る雨…
雨粒だらけになった
眼の中に溢れる血
あなたの…
冷たい腕を
血に濡れた頭で
青くなってる目元を笑っている、
顔のまま罵倒し続ける
大好きだった
あなたも
一人なら
混乱はしない
脳に染み込んでいく声
その意味をぼうっと
考えながら
今日はあとどのくらいで終るだろう…
それでなにが変わるだろう
その手をとって
一緒にいくか
その頭を割って
また同じ夢を…
詩人:怜士 | [投票][編集] |
叱られてもいいから
誰かに構って欲しい
決まった時間でいいから
一緒にいて欲しい
pass away
そうしたら
話しかけてくれる?
たまに会いに来て
話しかけてくれる?
愛してるよ
それだけ
わかってよ
詩人:怜士 | [投票][編集] |
全然違うとこでうまれて
全然違うヒトなのにさ
となりにいて、ふたりで
並んでるの不思議じゃない?
もしかしたらふたりとも
気付きもしないですれ違ってたかもしれないのにね
チャラっぽく見えるんかしらんけど、
誰にでもするわけじゃないんだよ
ほんと
貴方が望むものが、僕の笑顔とその下の苦しみなら
歪むまで苦しんであげるよ
この血をいっぱい感じて、
幸せにしたげる
詩人:怜士 | [投票][編集] |
甘い香りで眠る
春をみよう
いつからか
ずっとここにいる
追い掛けていくことができなくなった朝
貴方に殺された心と頭まで腐った
飽きられた僕は金にもならない
捨てられて邪魔なただのゴミ
そんなことないから頑張ろう
悪気なんかないのはわかってるけど
僕は自分をちゃんと、
生きられない
見ようとしてない
怖いから
けどほんとは、
ちゃんと生きたい
夢の中スキップで通りすぎてく毎日じゃなくて
いつか本当のあなたのとこへ
会いに行けるように
強くなりたい
詩人:怜士 | [投票][編集] |
誰かとバイバイして
ひとりきりになると
僕が起こされる
僕は目を覚まして
ひとりきりの世界を生き続ける
どんなに頑張っても
朝を見ると
僕は眠りに閉じ込められ
他人と…
他愛のない…
話しをしている…
夢を
彼女と…
ハトを…
ながめている…
夢を
夢を見る
僕は目を覚まして
ひとりきりの世界を生き続ける
誰かとバイバイして
ひとりきりになると
僕が起こされる
僕は目を覚まして
ひとりきりの世界を生き続ける
それが僕の役
詩人:怜士 | [投票][編集] |
黒い小さい影ぴゅんぴゅん飛び回ってる右上の頭からずっと紅が垂れそうに垂れては引っ込む電気の傘に魚か蛙か犬、の胎児みたいなやつが引っ付いとる人?かもしれないお腹が僕は減ってるからあいつを撮って食わなくちゃいけないそうしろって言うから怖いから一番上の引き出しが動いてる煩い煩い開けたくないあそこには……長い茶色い髪がベッドから伸びて下がってるあいつがいる剃刀で舌を舐めろって耳鳴り、耳鳴り、笑ってる電気の傘に憑いてる笑ってるよ…カーテンがシャッて開いて真っ赤な口の中が見え瞬き元のカーテン血で濡れてあの色の刃でお腹を捌くのは誰?誰
眠りたい
休みたい
こいつらは休みない
僕のいる場所ない
いつ終る
いつか終る?
眠りたい
休みたい