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怜士の部屋


[9] 25-4
詩人:怜士 [投票][編集]


窓にうつった青い
空を見るふりをして
いつも隣にいた
あなたを見ていた
あなたはいつも
手帳にちいさい
友達の顔を並べてたり
お弁当のはんかちを
つるにしたり
財布にしたり
字のやたらちいさい
なにかの本を読んで
僕にしおりを渡してくれたりしていた
そういうふうに、ただ普通に、
そばにいてくれることがとても幸せだった

2005/02/10 (Thu)

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