詩人:カラクワト | [投票][編集] |
無意識に冷淡になる態度
トゲトゲしいとも言える言動
-表出する臆病心-
でも、誰も気が付かない
気が付かせない。
彼は、屈託なく話しかけてくる
私の近寄り難いオーラは無効だ。
一人が好きなのかい、と私に尋ねた
いや、そうでもないと彼に答えた
彼が自分の中核になる
孤独だった私の当然の帰結
じわじわ、と、込みあげてくる恐怖
なぜ?と彼は聞いた。
なぜわざと嫌われようとするのか
思いきって言ってみた
曰く、
私は弱虫。
素で嫌われるのがコワイんだ
後から、欠点とか嫌なトコとか発見され
嫌いになられるのがコワイんだ
喪失から逃避する弱者-それがワタシ
失ワナイ為ニハ
何モ持タナケレバイイ
ずっと昔、したり顔で悪魔が私に言ったこと
彼はワタシをじっと見てた
それから黙って私の頭を撫でた。
気の利いた一言が欲しいと私は思った
でも何故か涙目になって、
やっばりワタシは死ぬほど嬉しかったのだ