大勢のひとに囲まれながら
小さな匣に 夢はせる
皆がみな 遠い他人に 恋してる
孤独な 群衆
不自由で 強力な 遠視眼鏡
それで みえるだろうか
(足を踏まれた
関係ナイ。
セカイじゃないから)
緑色の 讒謗に 窒息し
黄色の 隻句 に喜ぶ
(どつかれても
気にしナイ。
セカイじゃないから)
寸毫の 藍いろに泪し
胡乱な灰色を 枕にする
これが セカイ
私の
私のための
私による
セカイ
それで いいと思う
存在託す 愉快な匣
私を
のみこむ 檻
私を
庇護する 則
其処に
残る 澱
ただ
居て欲しいのは 君
2007/12/17 (Mon)