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重夏の部屋  〜 新着順表示 〜


[402] 今日という日に。
詩人:重夏 [投票][編集]

今日
心に描いた”声”があるのなら



二度として繰り返せない

今日という日に

明日でも明後日でもない

今日という日に



伝えるべきなんじゃない?

伝えておくべきなんじゃないかな

2006/07/08 (Sat)

[400] 声。
詩人:重夏 [投票][編集]

届かなかった声は

誰にも受け取ってもらえなかった

僕の声は一体


何処に捨てればよかったのですか?

2006/07/08 (Sat)

[398] いつだって。
詩人:重夏 [投票][編集]

微かな願いは

夕闇に溶けて消え


小さな祈りは

星に届くこともなく

闇夜に溶けて姿を眩ませる

2006/07/08 (Sat)

[397] 個々が描きあげる絵(人生)。
詩人:重夏 [投票][編集]

幾重にも
重ねてゆく色彩

やがて出来上がる
最初で最後の一枚の絵には


優しさが
浮かび上がるのか

それとも哀しさが
滲み出るのか



温かな色彩が
映えるのか

または蒼の冷たさを
纏い漂わせるのか



私はこの手で
どんな絵を

描き上げるのだろうか

2006/07/08 (Sat)

[396] ゴール。
詩人:重夏 [投票][編集]

何も見えないから
走り続けられたんだ

目印もなければ
辿り着く場所さえもわからない

だから我武者羅に
走り続けられたんだ


ゴールが見えてしまえば
足は勝手に速度を緩めてしまう

思い返せば
いつだってそうだった



だから
何も見えないほうがいい

ゴールは見えないほうが
きっといい

2006/07/08 (Sat)

[394] 鴇色の想いを雨に変えても。
詩人:重夏 [投票][編集]

想いが溢れて
貴方に降ればよいのですが

雨のように この想い
貴方に降り注げばよいのですが


 
貴方は きっと
      いいえ 絶対に

傘を差してしまうでしょう?


そして傘を隔て
私の想いは また

貴方から
遠ざかって行ってしまうのですね

遠く 遠く



貴方の衣服に触れることもなく
貴方の吐息に触れることもなく

ただただ傘を伝う
雨の雫のように

流れてゆくのでしょう きっと
流されてゆくのでしょう また


何処までも 

  どこまでも・・・

2006/07/08 (Sat)

[391] 過去〜現在。
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聞き逃してきた

たくさんの

コトバたちには


どれ程の想いが

込められていたのだろう

2006/07/08 (Sat)

[390] きっと 傍に。
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そっと 

背中を
押してくれる
人がいるから


しゃがみ込むことなく

たどたどしい
足取りながらも

時に躓いたり
なんてしながらも

歩いてゆけるのでしょう
歩いていられるのでしょうね

きっと


2006/07/08 (Sat)

[387] あの瞬間。
詩人:重夏 [投票][編集]

言葉なんかにせずとも

伝えられる術があったなら

教えて欲しかった

2006/07/08 (Sat)

[386] 知らずにいたモノ。
詩人:重夏 [投票][編集]

失うことの怖さを
知らずにいたのは

失うことの痛みも
知らずにいたのは


まだ大切なモノに
出会ってはいなかったから


つまり君に
巡り合ったことで

知ってしまったんだよ

2006/07/08 (Sat)
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