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重夏の部屋  〜 新着順表示 〜


[385] 諦めること。
詩人:重夏 [投票][編集]

永遠に

届くことのない距離だと

知っていたなら



はじめから諦めていたよ

2006/07/08 (Sat)

[384] 幸福のカケラ。
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手のひらに落ちたのは

真っ白な天使の羽根

”一瞬の幸福”



うん 君が好き

  やっぱり 君が好きなんだ

2006/07/08 (Sat)

[381] <君降る春夜>。
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薄い蒼の闇に咲く淡く白い月
小さく輝きを放つ星の欠片たち


光が闇に消えゆく様を
闇が光に溶けゆく様を
初めて眼にした その春夜


春風が優しく君を撫ぜ
柔らかな色を放ちながら
君は降る


ひと時の切なさが私を包み込み

酔い痴れた 美しきその姿に
酔い痴れた 息を呑み 君の最期に


ギシリと軋むベンチに腰を掛け
見つめた先に浮かび上がるは
霞がかった桜色 つまりは君のこと


”私をわすれないで・・・”と

聞こえた気がした
いや あの時 確かに受け取ったよ

君の声


触れ合う空気が
ひどく甘く薫っていた

ある春の夜の情景






2007/04/26 (Thu)

[380] 隣り。
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貴方の隣りに居てもいい
理由が欲しかった

貴方の隣りに居ても許される
理由が欲しかった

2007/04/26 (Thu)

[378] *key*。
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”今”を開く鍵は

この手元にあって


”未来”を開く鍵は

これから手に入れて
ゆくのだろうけれど


”過去”を開く鍵だけは

何処を探しても
見つからないのでしょうね

2007/04/26 (Thu)

[376] 置き去りの感情。
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今日は風が
少し優しくて

私に纏わりつく
空気も穏やかで



道端の小さな花に”恋”をした

家路までの道程の
すべての景色に”恋”をした



いつの日からか
置き去りにして
しまっていた この感覚


私を撫ぜる風さえも
愛しいと想えていた


その感情



いつの間にか
麻痺してしまっていたんだね

2007/04/26 (Thu)

[374] 途方に暮れる。
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いつの間にか 私は

私自身の道を

見失ってしまっていた


目印に落としてきたパンくずは

乾ききって風に連れ去られてしまい


道行に張り巡らしてきたロープは

古くなり擦り切れてしまっていた



後戻りする術さえ

もう 私は持たない

2007/04/26 (Thu)

[372] 理由。
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決して 

君に冷たくしたいわけなんかじゃない


ただ これ以上

無責任な言葉を零したくないんだ

2007/04/26 (Thu)

[371] あのね。
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決して 

あなたになりたいだなんて

言わないし

言えないよ

そんなこと


だけど もし

出来ることなら

あなたの目線から

あなたが見ている高さから


世界を見渡してみたいんだ

2007/04/26 (Thu)

[368] たとえ君が・・・。
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丸くなくても

少し欠けていても

歪な形でも

綺麗な色じゃなくても

輝きを放っていなくても

壊れかけた
オルゴールのような
音色でも 

いいんだ
何だっていい

だって すべて君だもの

2007/04/26 (Thu)
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