今日は風が少し優しくて私に纏わりつく空気も穏やかで道端の小さな花に”恋”をした家路までの道程のすべての景色に”恋”をしたいつの日からか置き去りにしてしまっていた この感覚私を撫ぜる風さえも愛しいと想えていたその感情いつの間にか麻痺してしまっていたんだね
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