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重夏の部屋


[396] ゴール。
詩人:重夏 [投票][編集]

何も見えないから
走り続けられたんだ

目印もなければ
辿り着く場所さえもわからない

だから我武者羅に
走り続けられたんだ


ゴールが見えてしまえば
足は勝手に速度を緩めてしまう

思い返せば
いつだってそうだった



だから
何も見えないほうがいい

ゴールは見えないほうが
きっといい

2006/07/08 (Sat)

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