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重夏の部屋


[647] さよならが終わるとき。
詩人:重夏 [投票][得票][編集]

このまま
夢の夢に墜ちてゆきたい
もう君を
探し出したりなんてしないよう

走り出したがるこの足を
誰か 繋ぎとめておいて


月の声なんて聞きたくない
いつだって 君の声だけを
聞いていたかった


涙なんて捨てた
涙なんて無い


夜明けはまだきっと
遥か遠いところ
明日なんて要らないから
ただ君に会いたいよ



いっそこのまま
夢の夢で目覚めたい
もう君を
探し出したりなんてしないよう

我武者羅すぎるこの腕を
誰か 繋ぎ止めておいて


風の声なんて聞きたくない
いつだって 君の声だけを
聞いていたかった


言葉なんて忘れた
言葉なんて無い


夜明けはまだきっと
遥か遠いところ
明日なんて要らないから


ただ君に会いたかった

2006/08/25 (Fri)

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