はらり はらり散りゆく花びらを見つめ気づけば そっと君とのほどけた恋を指先でなぞっていた呼吸さえ危うくなった君からの“さよなら”一つでもう 泣かないよもう 泣けないよ涙一つ流す力さえきっと残ってなんて無いから呼吸さえ危うくなった君からの“さよなら”一つでもう 叫ばないよもう 叫べないよ声一つ形にする力さえきっと 残ってなんて無いから
[前頁] [重夏の部屋] [次頁]