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緋子の部屋


[21] 被虐
詩人:緋子 [投票][編集]




夢の中では 笑っていて
夢から覚めると どこにもいない




笑わないでよ
どうせまた 捨てるのなら
捨てるのなら この命
一体何回壁に投げつけた?



怪しい声だけが
ぐるぐるまわる
人の話も 私の話も
誰にも通じない
どこにもいない





勇気がほしかった、
欲してはならない 愛情を

ただ 満たされているからこそ
溢れ出す欲望じゃない
罪まがいな

槍の雨が止んだ頃
差す光は太陽と変わらない
暖かさを持っていると
信じていたから

2009/04/04 (Sat)

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