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緋子の部屋


[42] 目隠しする絶望
詩人:緋子 [投票][得票][編集]

逃げ場も逃げる方法もないと
この世の中に
唯一受容される自分の意思が
消えることしかないように感じる

泣くことしか出来なくて
浮かび上がる”消えたい”の向こう側にある
”幸せになりたい”も見えなくなって
ただ私は死ななきゃいけないんだって思う

楽になる方法は分からないけど
きっと私は生きたいし、
この先出会う希望の可能性も捨てていない

一瞬の絶望に身を投じてしまわぬように
涙に浸かりながら
”消えたい””消えたい”を繰り返して
”幸せになりたい”を呟いている

2012/10/06 (Sat)

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