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あさひの部屋


[4] 足跡
詩人:あさひ [投票][編集]

さらさら
さらさら
砂漠の中

赤い赤い土が皮膚を焦がす

太陽は体中の水分を奪い
夜の月は
体温を奪う

こんなところに何が残せるだろう

足跡さえつかない砂の大地

果てしなく続く赤土の大地

時を駆け、風に吹かれ形を変える

もう残るものは何もない。

そんな時

さらさら流れる砂の中から


白い骨


ああ、そうだひとりではないんだ



たとえ皮膚が焼けても
喉が乾いても
夜の孤独に負けそうになっても


最後まで道なき旅を続けよう

2007/03/12 (Mon)

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