蒼緑の森のなかそうっと耳を傾けて風の音ざわめいてほら、聞こえる誰かの声木の葉に乗せて流れてくる優しく、暖かく微笑んで足取り軽く弾ませて心を踊らせる春の声いつか見た風景すっかり心洗われて真っ白になった気持ちがよくてくすぐったくて思わず笑った一緒に笑った。ある春の日
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