詩人:孤 花 | [投票][編集] |
欲しがっていたくまのぬいぐるみ
UFOキャッチャーで何度も挑戦して
やっとの思いで取ったといって
わたしの机にやってきた君は
足元に座って見せてくれた
あの日も
二人で可愛がっていた白い犬に似てると言って
白いくまのぬいぐるみを買ってきたね
それなのに
あなたの部屋に置きたいと言って
わがままであなたを困らせた
素直にありがとうも言わずに
後悔はたくさん
最後の旅行で
路面でミサンガを作っている時
なんだか時代遅れのような気がしてしまって
一緒に待つことができなかった
あなたにとって
大切な思い出のお店だと知っていたのに
なぜ
一緒にお酒を飲むのに
とことん付き合えなかったのだろう
なぜ
あんなにわがままばかりしてしまったのだろう
なぜ
すぐに別の人と付き合うなんて嘘を言ったのだろう
なぜ
強がってしまったのだろう
なぜ
分かってくれると思い込んでいたのだろう
あなたは最後まで優しくて
寂しそうで
私は最後までわがままで
あなたを大好きだった
あなたはもう私を愛していないと言ったけど
きつく愛惜しそうに私をハグしたあなたの顔が
私の記憶には残っている
あなたの記憶に
少しは私の面影はあるのかな
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私はあなたのファンの一人
かっこよくて可愛くて
ビックリするくらい好みのルックスの人
女子に囲まれてるシーンばかり
もう見慣れたもの
自分の魅力が分かっている
毎日仕事漬けの日々
仕事関係の人と以外は会わず
ひたすら営業
インスタントラーメン食べて
眠りについて
すぐに朝がきて
土日も出勤
テレビも見ないし
忙しくても部屋は綺麗で
時間があったら走ってる
そんな真面目な人
夢が少しずつ叶って
あなたが遠くなって
もしも
会えなくなっても
好きだよ
だって
あなたはおちゃめで
ちょっと変人で
堂々としていて
自分のやりたいことを
まっすぐ見据えて
努力していたから
私に愛情を注いでくれたから
あなたが紛れもなく優しい人だということは
私が本当に分かっているから
好きだよ
出会う前の顔も知ってるくらい
わたしはあなたのストーカーで
いちファンだから
大好きな人、
幸せを願っているよ
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二人の笑顔がアルバムに沢山
流石に見返すことはなかったけど
幸せはちゃんと思い出に残っていて
思い出せばくすっと笑えたの
辛いことも沢山あったけど
幸せなことも沢山あった
私のこと好きだったよね
私も、あなたが好きだった
そう思っていたけど
今となっては自信がなくなったよ
よくある別れ
どうしても乗り越えられなかった壁を
仕方ないと納得していた
そのつもりだったよ
テレパシーを信じていた私が無力だなって思う
テレパシーに乗せて思いが届くなんていう妄想で
ずっと慰めていられたから
この世ですべてを伝えなければいけないのだと
思い知ったよ
伝えたいことがあったなら
言い残しちゃだめだと
もう絶対に届かない言葉を
背負って生きていくの
テレパシーを信じた私は
間違っていたって思い知らされているよ
会いたいって念じても意味がないの
いつもと違う顔の君が
一流の空気をまとっていて格好良くて緊張するから
会いに行けなかった
付き合ってるのにおかしいけど
声もかけずにこっそり覗いた時の
あなたの働く姿が目に焼き付いてる
もうどんなに勇気を出しても
あの駅に降りて
あの公園を越えて
二人で歩いた道を 一人で歩いて
あなたの家に行ったとしても
もう二度と会えないの
ただただ
あなたがずっと
幸せだったと信じてる