詩人:孤 花 | [投票][編集] |
ぼくらは走っていた
知って知って
知り続けようとして
ただひたすら
流れに乗り続け
咳き込み続け
それでも
走り続け
得たものを知ることはなく
失ったものに気付かず
ただそれが落ちないように安定を保ち
平均台から落ちないように
力を振り絞り続け
ただ何故か
漠然と疑問が追い掛けて来たし
不安や焦りを駆り立てられることがあった
そう
走ってる内に何かが壊れていった
何かを踏みつけたことにさえ気付かなかったんだ
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アルバムの中の怪獣達
教科書のいびつな猫型ロボット
私が落とした一個の涙が
消えない染みをつくった
君が描いたもの達は
子供のままだよ
夢を唱えながら
私をずっと見てる
君が忘れても
ネバーランドの怪獣達は
君の気持と一緒に
いつまでも
笑ってるんだ
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私が大好きな
あの曲の美しいメロディのように
私の言葉もせめて
君に安らぎや
ぬくもりを与えて
最後のプレゼントのように
君に染み込んでいってくれればいいのに
そうしたら
サヨナラって言えると思うんだ
だけど私の言葉たちは
なんて不器用で
いびつなんだろう
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こんなに涙が溢れて
君と同じ気持じゃなかったことが
情けなくて
悲しくて
寂しくて
でもこれ程に泣ける自分は
照れてしまうくらいに
君のことを好きだったのだと気付いた
君の笑顔を思い出すと
愛しい気持で一杯になるから
君を責められないよ
私は本当に
君に恋しているから
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自分でも分からない
奥深くに隠れている
感情を
人には言えなくて
文字でさえ上手く書けなかった
他人を恐れていた
自分に恐れていた
だから綺麗に化粧をして
誤魔化した
自分が分からなかった
露なんて嫌だと思った
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半分くらい嘘でできた安定剤は
飲まないよりは全然良い
子供の頃から
自分が掴めなくて
愛を掴めなくて
そんな日々
そんな曖昧さの中
誰かの一番じゃなきゃ嫌で
求め続けてた
分かったんだ
今は君の一番じゃなくて良い
君が気付かせてくれたから
君の優しさに気付いたとき
みんなの優しさを思い出せたから
ただ淋しかっただけなんだ
今はただ君を好きなんだ
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どうしてだろう
最後に行き着く場所は
君なんだ
一番大切な気持は
一番複雑な考えは
難しい迷路を辿って
結局は暖かい何かに変わってしまい
君に巡り合ってしまう
君を大切に思ってしまう
だから君を忘れられない
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後悔なんて言葉は好きじゃないけど
その二文字を書いた紙をそこへ貼り付けて
処理できなかった故障品のように扱いたくない
そのキモチも煌きも
まだずっと輝いていて
廃棄物の中で
あまりにも輝いていて
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若かった頃が終ったって
水のように純粋でいてやる
歯をくいしばって泣けるくらいに
誰かを好きになること
簡単には味わえないかもしれないよね
忘れられなくたって
不幸せなんかじゃないんだよね
だから絶対に汚れるもんか
もう間違えないよ
悲しくたって
耐えてやる
それが私の素直だから
ぐしゃぐしゃになって
絞りだした涙は
何物にも変えられないでしょう
それってダイアモンドに似てるなって
ふと思ったのよ