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孤 花の部屋


[120] 最終列車
詩人:孤 花 [投票][編集]

このリュックに詰めて 

丸ごと届けられるかしら

揺られ 

揺られて

真っ黒な車窓に映った

自分の顔を確認しながら

だんだん明けていく夜

朝靄は不安色

揺られ

揺られて

終点まで

想いを運んで


リュックに詰めて

丸ごと届けられるかしら


2004/07/27 (Tue)

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