詩人:孤 花 | [投票][編集] |
ずっとこの街で過ごし
ずっとここがすきだった
でも
もう
恋したあのひとも
いつまでも一緒だと思っていた友人も
遠い街へ去っていった
何の不満もなかった田舎での暮らし
東京に出たいなんて思ったことなど一度もなかった
だけどこのまま
私だけ何も変わらないことに
不安を覚える
当たり前に笑い合った人の中には
もう二度と会わない人が居る
そんな風に
人生は無数の方向に流れ続けているんだ
永遠なんて無い
私も
どのようにも選択出来たんだね
これからでも
出来るんだよね
恋したあの人はもう居ない
澄んだ空は
一体どこに見える?