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孤 花の部屋


[154] 気づいた日
詩人:孤 花 [投票][編集]

ずっとこの街で過ごし

ずっとここがすきだった

でも

もう

恋したあのひとも

いつまでも一緒だと思っていた友人も

遠い街へ去っていった


何の不満もなかった田舎での暮らし


東京に出たいなんて思ったことなど一度もなかった

だけどこのまま
私だけ何も変わらないことに
不安を覚える


当たり前に笑い合った人の中には

もう二度と会わない人が居る

そんな風に

人生は無数の方向に流れ続けているんだ

永遠なんて無い



私も

どのようにも選択出来たんだね

これからでも

出来るんだよね


恋したあの人はもう居ない


澄んだ空は


一体どこに見える?

2008/05/13 (Tue)

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