思い出そうとすればするほど薄れていく夢の内容のようにすこし前の頃の私も私に逆らって薄れていく強い力が体と目の前の道にかかって捕われたのか期待なのか軌道に乗った先のことなんか考えたことがなくてここから歩くために瞳を開いていなきゃ潰れても立ち上がらなければいけないなら潰れるのは面倒だしやっぱり歩かなければ飛ぶなんて事は今は考えずに。
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