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孤 花の部屋


[166] 粒子
詩人:孤 花 [投票][編集]

割れた卵みたいだった

背伸びのしようもなくて

形も整えられなくて

そんなだった



だけど考えていたんだ

あなたのこと

私のこと

世の中のこと

いろんなこと




役になんか立たないちっぽけで

フツウの人に比べたら空っぽで




だけど一生懸命考えていたんだ

いつもいつも




あんなわたしが居た意味なんて

小さな小さなことでも

私は

あの少女が嫌いじゃなかった




痛ましいほど不器用で

馬鹿馬鹿しいほど悩んでいる


あのこを


そんなわたしを

2005/07/21 (Thu)

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