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孤 花の部屋


[209] 穏やかな夜
詩人:孤 花 [投票][得票][編集]

こんな夜にきみに会ったら

泣きたくなるでしょう


つめたい冬の前の
ほんの一時
穏やかな季節に


風が時折ゆるやかに頬を撫でて

心地よい温かさで包んでくれる

そんな優しい夜に

きみと見たのと
同じ光があったから

そんな夜が

きみみたいだったから

ぼくは
遠くを見つめた


ただ知りたかっただけ


きみに会ったら泣きたくなるでしょう


こんな優しい夜の下


でもぼくは泣かないよ

きみに出逢えたことにも泣かないよ

きみに会えて良かったって

こうしてずっと笑ってるから


夜と手をつないで


2009/02/01 (Sun)

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