未来って分からないから　未来なんだろうね


永遠ってありえないから　永遠なんだろうね


幸せって続かないから　幸せなんだろうね







昔の人は　きっとさ


願いをこめて　言葉を作ったんだろうね

降り続く雨

傘は差さない

涙を隠そう




なんにせよ


あなたは死んで

わたしが残った


意味なんて知らないけど




この雨が止むまでは

傘を差さずに

涙を流そう

照れた頬


泣きそうな目


はしゃぐ顔


怒った背中





そのたびボクは　ドキドキして





きっとジュミョーが短くなってる

窓に切り取った


バカみたいに 青い空

バカみたいに 白い雲


濃密な空気 刺す日差し




この濃い世界に


あなたはいない


記憶だけ 淡く白黒で




分からないまま

受け入れて




三度目の夏が通り過ぎる

顔上げれば
通り過ぎる　人、人、ヒト・・・


こんなに近くにいるのに

目も合わない
何も知らない


ねえ

死ぬまでに

どれだけの人を愛せるんだろう？
どれだけの親友が出来るんだろう？


想像以上にそれは少なくて

あなたと目が合って
同じ瞬間を生きている

この偶然を
この瞬間を

大事にしよう　って思うんだ

嬉しい涙。

悔しい涙。

痛みの涙。



色んな「涙」があるけれど



辛いほど

悲しいほど

悔しいほど



涙はしょっぱくなるんだってさ。

月夜に滲む雲

傷跡が花開く頃


きらめく切っ先

赤い笑みに染めて

血滴にくちづけ


やさしい痛み

柔らかな匂い


ボクは生きてる

飛び込んだ


涙を隠すため？

言葉を濁すため？

痛みを薄めるため？


足掻くほど深みへ

逃げるほど汚く



どこへ行きたいの？

泳ぎ方も分からない



綺麗な人魚を夢見てた

手探り進む　僕の手は

泥だらけ　傷だらけ


背けてばかり　僕の目は

赤い涙が　滲んでた


ただ闇雲に

必死だった



何も見えない

何も聞こえない



ただ闇雲に



広い空にも気づけずに

完璧な物ほど　嘘にまみれているのです

嘘や悪意も　信じ続けると真となるのです




永遠の愛など無い

壊れない心など無い




分かっています




完璧な物ほど　壊したくなるものですから