詩人:めろでぃ | [投票][編集] |
日付が
変わりそうな時間
かじかむ指で
キミにメールする
「今から逢えるかな?
5秒だっていいんだ」
こんなに帰るの遅くて
ごめんね
そりゃ怒るよね
「なんか会いたくない」
かじかむ指で
ワガママ言うボク
「一目でもいいんだ」
玄関先で立ち尽くすボク
かじかむ指で
コールするボク
留守電になる
むなしいケ―タイ
かじかむ指を
さすりながら待つボク
キミに逢いたくて
出てきたお兄ちゃんすら
キミと見間違うほど
ドア1枚で
隔たれたキミとボク
キミに逢いたくて
かじかむ指で
薬指のリングに触れる
しぶしぶ出てきたキミに
いつもの笑顔はなくて
それでも良くって
凍えた躰で抱きしめた
そして
言いたかった言葉を…
「おやすみ」
キミが一瞬
笑った気がした
気のせいだったとしても
ボクのカラダは
あたたかくなった
カラダの芯から指先まで
あたたかくなった
キミの手を握ってから
キミに手を振った
明日は雪が
降るみたいだよ
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君と出逢ったのは
2月14日
寒い
寒い
夜だったね
雪でも降るんじゃないか
ってくらいの空だった
雪なんて
寒いだけだし
降らなくったって
いいんだけど
今年の初雪は
君といるときに
降ってほしいな
君の横顔が
いつもよりキレイに
映ると思うんだ
寒い日はいつもより
くっつける口実になるし
いつもより
寄り添って居られる
転んだら危ないよ
なんて手を繋いで
その直後に君が
滑っちゃったり
いつもより
微笑ましい2人に
なれそうなんだ
それにね
どっかで聞いたけど
初雪を一緒に見ると
一生結ばれるとか
言ってた気がするの
単純なボクは
それだけの理由で
君と初雪を見たいんだ
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優しいキミ
痛いくらい優しいキミ
こんなボクなのに
キミを悲しませてる
ボクなのに
それでも
ワガママ聞いてくれる
それでも
愛してくれる
こんなに優しいキミ
こんなにも愛してる
なのに
どうしてこんなに
傷つけてしまうんだろう
優しいキミ
好きすぎるんだ
痛いよ
苦しいよ
優しいキミ
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ねえ
2人繋がってから
もうすぐ1年が経つよ
1年かけて
築いてきた
愛
信頼
絆
それでも
壊れるのは一瞬
何度崩れて
何度積み直しただろう
こんなに苦しい夜は
初めてだよ
君を想って
眠れなくなるなんて
僕は
どうしちゃったんだろう
ねえ
どうしてこんなにも
息ができないんだろう
夜ってこんなに
苦しかったっけ?
独りで苦しむ僕は
想うんだ
孤独って意味を知るんだ
孤独って
君がいないことなんだね
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嫌だ 嫌だ
忘れたい
忘れたいのに
あのときの光景が
離れない
嫌だよ 嫌だ
誰も触れないでよ
アナタはアタシの
全てなの
誰にも盗られたくない
ココロもカラダも
アタシを見てて欲しい
アタシの全てを
受け入れてほしい
忘れさせて
愛してるのに
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ねえ
君は覚えているかな?
僕らが出逢ったときの
あの星空を
あのとき
お互い相手を知りたくて
それに夢中で
夜が明けるまで
電話していたね
僕はベッドに寝転び
君の優しさに
ときめく度に
足をばたつかせていたよ
そのとき ふと
窓から見えたのが
オリオン座だったんだ
「星がキレイだよ」
なんて恥ずかしくて
言えなかったから
胸にしまって
ひたすら
君の趣味とか聞いてた
「君が好き」
って言葉なんて
もっと言えなくて
飲み込んで飲み込んで
溢れ出しそうだった
君はもう
眠っているだろうな
また今年も
窓からオリオン座が
見えるような季節だね
夜空もひとまわり
僕らもひとまわり
星はあのまま
変わらないけど
僕らはひとまわりの度に
少しずつ変わっていこう
もっと大きくなろう
もっと幸せになろう
君はもう
眠っているだろうな
今なら言えるよ
「星がキレイだね」
「君が好きだよ」
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君はあんまり
スキって言わない
それは
ボクのことを
スキじゃないから?
ううん
恥ずかしいだけだよ
って君は言うんだ
昔はそれを
不安になって
疑っていたボクだった
それがどうだろう
季節がひとまわり
君のその笑顔が
信じる想いになる
言ってくれなくたって
大丈夫だい
ずっとずっと
君がスキ
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ひさしぶりに
2人でお酒を酌み交わす
顔を赤らめ
いつも以上に
目尻の下がる君が
狂おしいほど愛しい
ボクの肩に
寄りかかった君が言う
「大好きだよ」
いつも言わない言葉に
思わず人目もはばからず
抱き締めた
勢いで行ったカラオケ
酔っ払って
ぐだぐだな歌
だけど突然
完璧に歌った歌があった
体中が熱くなって
メイクでキメた
ボクの顔は
パンダになった
これから始まる
ボクらの恋の試練
10ヶ月間の離れ離れ
君の歌った詩は
あまりにもボクの恋に
似すぎていた
夢を追いかけるために
君を残して
旅立つボクへ
“笑顔で見送る”
“また逢えるよ”
君の歌った詩は
君なりのボクへの
“愛してる”だった