詩人:めろでぃ | [投票][編集] |
君のことを
ひとつずつ知っていく
勘違いしちゃってるかも
しれないけど
特別なのかなって
君が無意識なのかな
アタシが
考えすぎなのかな
どんな些細なことでも
胸の奥が熱くなる
イチゴ味のハイチュウが
好きじゃないとか
ライターは
カチっていわないのしか
使わないとか
ビールは
アサヒが好きとか
隣に座ったとき
ふと香った君のシャツ
使ってる洗剤まで
分かっちゃったアタシは
もうKO負けだよ
もっともっと
近づきたいよ
ねえ 君はどうかな
アタシのこと
もっと知りたい
一度でも思ったこと
あるのかな
君のこと
いっぱいいっぱい知って
うれしくなっちゃうけど
一番知りたい
君の気持ちは
聞けないまま
読めないまま
サラダを取るときに
トマトを避けるように
財布を出したときに
さりげなく見えた
免許証で
誕生日を知れたように
そんなふうに
君の気持ちも
知ることが出来たら
帰り道のあのキスも
意味深なままだよ
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あたしにとって
史上最高の彼氏は
旦那さんには
してあげられなかった
あたしにとって
史上最高の彼氏は
あたしをお嫁さんに
したがっていたのに
わがままで勝手だけど
あたしにとって
これ以上の彼氏は
もう出来ないでしょう
でも
旦那さんになることも
ないでしょう
だって
史上最高の彼氏だから
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初めてのデートって
こんなんだったかしら
持ってる服全部だして
ファッションショー
一週間のプチ断食
ダイエット
3日前から
いつも以上に入念な
お肌のお手入れ
上から下まで
ボディチェック
電車に乗り込んだら
バクバクいいはじめた
言うことを聞かない心臓
周りの人に
聞こえてないか
視線が気になる
鏡よ鏡よ鏡さん
今日のあたしは
誰よりも可愛いかしら?
恋の魔法
今宵
毒だと分かりながら
リンゴをかじるから
あたしの王子様
口づけて
おとぎの世界へ
醒めない夢を
見せてくださいな
グロスを塗り直して
飛び乗った
王子様の白馬
今日のあたしは
無敵の白雪姫
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待ち合わせは
PM8:00
仕事終わって
自宅でシャワー
1週間前から悩んでいた
ファッション
直前で変更して
やっぱり白ワンピ
昨日パックしたから
化粧ノリもバッチリ
2人の間の駅まで
電車でGO
残業帰りと酔っ払いの
オジサンに挟まれても
嫌な顔にならないよ
気にしてるのは
このあとの君の顔だけ
初めまして
君のMyCar
今日だけ助手席
独り占め
君の好きな音楽爆音で
飛ばすアクセルと
照れ隠しの
アタシのTalk
初めてのデートで
海行きたい
なんてちょっと
はしゃぎすぎたかな
ウーハーの低音で
ごまかしちゃえ
アタシの心拍数
夜の海は
キラキラ輝いてても
君の横顔を前にしたら
節電中の歌舞伎町みたい
ドライブお疲れ様の
缶ビールで乾杯
星空のネオンが
2人を駆り立てて
おやすみなさい
お月様
お日様お願い
今日だけは
邪魔をしないで
明けない夜を
一度だけください
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あんな男
もう忘れてやるんだ
いい恋して見返すんだ
次へ次へと
進んでみたけれど
遊ぶ男遊ぶ男
みんなときめかない
家に帰って想うことは
アイツに会いたい
あの男ほど
アタシをドキドキ
させる男はいない
あの男ほど
アタシを夢中に
させる男はいない
あの男ほど
アタシを捧げられる男は
いない
断ち切っていた連絡を
久しぶりに押す
発信ボタン
アイツの番号
電話の声は
どうしたの?と
相変わらずアタシを
甘く溶かした
アタシは今夜も
都合のいい女
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何気ない電話の
会話の中で
君がつぶやいた言葉は
初めて聞く
君の弱いところだった
ただただ
相づちを打つことしか
できなくて
大丈夫
アタシは君の味方だよ
ギリギリ言えたのは
その言葉だけだった
そうだよ
アタシは何があったって
誰が敵になろうとも
ずっとずっと
君の味方だよ
だから お願い
アタシだけを見て
そんなこと言えずに
飲み込んだ
好きって言葉を一緒に
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初めて2人で会った日
2件目のカラオケで
君が歌ったあの曲
あの曲の歌詞を
彼と別れて
君を好きだと
気付いてから
噛みしめるように
聴いてみた
思い切って打ち明けた
僕の君への気持ち
今は応えることが
出来ない
それからどれくらいの
月日が経っただろう
心の通わぬ
やりとりばかりを
これ以上繰り返すならば
君の心が答え出すまで
このまま2人
会わない方がいい
そう教えてくれたのは
君が歌った
あの曲の歌詞だった
だから
僕らもそうすることに
決めたんだ
君の気持ちに
答えがでるまで
僕はずっと
待っているよ
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君の誕生日
君は泊まり明け
次の日の休日
アタシはばっちり
休み取ったよ
一緒に過ごせるかなんて
わからないけど
久しぶりに鳴らす電話
ウソでしょ?
ホントに?
誕生日の次の日
君の予定
予約完了
ねえ
やっぱり
特別だと
思っていい?
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出逢ったときは
近付けたらいいな
って思ってた
2人きりになったとき
もっと知りたいな
って思った
夜を越えたとき
離れたくないな
って思った
会えないとき
会いたいな
って思った
ふとしたときに
好きかもしれない
って思った
想いを告げたけど
叶わなかったとき
君を好きでいられる
それだけでいい
って思った
曖昧な関係が続いて
やっぱり
アタシだけを見てほしい
って思った
隣で笑ってる君を見て
そばにいられるだけで
かまわない
って思った
曖昧なまま
抱き寄せられたとき
やっぱり特別になりたい
って思った
時と共に移りゆく
アタシの想いと
2人の関係
でも
変えられないよ
君が大好きって
その気持ちだけは
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アタシに言わないで
アタシは君が
好きなこと
知ってるよね?
何度も伝えたもんね
そのたびに
今はアイドルや
モデルでも
付き合う気にならない
なんて応えてくれなくて
今度久しぶりに
後輩の女の子と
会うんだよね
7年ぶりだと
どんな感じかな
なんて
アタシの気持ちを
かき回すようなこと
どうして言うの?
何にも考えずに
言ってるの?
ヤキモチ妬かせたいの?
君のことが
わからないよ
ズルい ズルい
好きで好きで
たまらないよ
アタシもダメだな
もう好きじゃない振り
してみたけど
バレバレなのかな
ヤキモチ妬かせたい
だけなんだったら
もう一回好きって
伝えに行くのに