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めろでぃの部屋  〜 投稿順表示 〜


[353] 可愛くなれない
詩人:めろでぃ [投票][編集]


アナタは上手い


アタシを溶かすのが上手い


アタシを熱くさせるのが上手い


アタシを乱すのが上手い




こんなに気が遠くなるような
口づけは初めてだよ

どうなってもかまわないような
全てを捨ててしまいそうな

危険な衝動に
かられてしまう


だってアナタには
帰る場所がある

帰ってしまえば
アタシのことなんて
なかったことのように
振る舞うアナタ


心の中にいつだって
君を想っているよ

そう言ってくれるけど
ホントのところはわからない

会えない時間はいつだって
アナタのことを想っているけど
信じることができずにいる


本当に愛しているとは
思えない


素直になれないアタシ

可愛くない


2012/02/06 (Mon)

[354] アナタとキス
詩人:めろでぃ [投票][編集]



キスをするたび

気が遠くなりそうで


キスをするたび

アナタから離れられなくなって


キスをするたび

罪の意識に苛まれる



キスをするたび

いとおしく感じて


キスをするたび

愛してると心で叫んで


キスをするたび

一生報われない恋に泣く



キスをするたび

アナタが欲しくなって


キスをするたび

いっそ嫌いになりたくて


キスをするたび

何もかも捨てたくなる



キスをするたび

苦しくてたまらない





舌が絡んだら

噛みきって
殺してしまいそう


キスをするたび

そう思う

そんな自分に怖くなるけど


キスをしてもしても

結局どうにもできない
臆病な自分


キスをするたび

抜け出せなくなっている



キスをするたび

キスしたくなる




2012/02/09 (Thu)

[355] 
詩人:めろでぃ [投票][編集]


お互い休み合わせて
なのに仕事ってことにして
朝から夜まで一緒に過ごす初めての日

いつもアナタが乗る電車の時間に合わせて
アナタの最寄り駅まで
車走らせた


誰も知ってる人のいない海まで行って
指絡ませて手を繋いで
腕組んで浜辺を歩こうねって

1ヶ月以上前から約束して
やっとこの日が来ると思ったら
家庭のことで色々あって

会えないかも
会えても海は行けないかも

2日前にそんなメール来たら
「あたしのことは気にしなくていいから」
そう言うしかないじゃんか


そんな過程もあって
やっとやっと会えた当日の朝
お決まりのあたしのマイカー
すぐに運転交代して
どこ行くの?って聞くと
内緒としか言わなくて

1時間も走れば
青地に白い文字で
行きたかった地名

嬉しくって運転中なのに
アナタの首筋に飛びついて抱き締めた



親子でもおかしくない
2人の未来は
重なりあうことはできないけど
少しでも一緒にいられる時間が
2人の結ばれない未来に
目隠ししてる

ずっと一緒にはいられないから
会える時間を大切にできる

帰る場所は同じじゃないし
同じ場所に帰ることはできない


波は寄せてはまた帰っていく

静かな波に
叶わない2人の願いを
夢見てた


海にきたから
今度は山に行こうね

今度があるかどうかなんて
それすらも分からないけど

話せない約束かもしれなくても
少しでも長くアナタといたいから

結ばれない運命を嘆く2人だけど

次生まれ変わったら
男女逆でもいいから
人間じゃなくてもいいから
絶対一緒になろうね


この約束だけは
絶対叶うって信じてるよ


アナタを愛してる


2012/02/16 (Thu)

[356] 埋まらない時間
詩人:めろでぃ [投票][編集]


毎日24時間どんなときだって
いつだってなにをしてても
アナタに会いたい
アナタといたい
アナタを愛してる


けれど
そう思うたび
そう伝えるたび

いつかサヨナラしなくちゃいけない
いつサヨナラすればいいのかな

一緒にいられる時間を
愛しく思う反面

あとどれだけの時間
一緒にいられるかを
考えてしまう


だってアナタを
どんなに愛したって
一生繋がることはないから


アナタの赤い糸は
もう誰かと結ばれていて
今さらアタシと繋がることはない

その糸の先には
かわいい天使たちが
微笑んでいて
いくら愛し合ったって
ほどけることはない


それでもアナタは
片っ方のあいた小指で
アタシの小指に
赤い糸を仮結びする

「どれくらい早く出逢っていれば
 結ばれてたのかな」

問いかけたアタシにアナタは
「20年くらいだね」
なんて微笑みながら
リアルに答えた

「アタシまだ幼児なんだけど(笑)」
って苦笑いしたら

「君があと10年早く
 俺があと10年遅く
 産まれてればよかったね」

でもそしたらこんな風に
なってなかったかもね

なんて強がり
悔しかったから言ってやった


出逢うのが遅すぎたよね


二人並んで歩いて
親子にみられても仕方がないけど
手を繋いで腕を組んで
他愛もない話しながら
誰に見られても
平気で街を歩きたい

知らない場所にいかないと
叶わない二人の願いは

そっと冬の海に
溺れていった


アタシはまだ

アナタにサヨナラできない





2012/02/19 (Sun)
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