詩人:めろでぃ | [投票][編集] |
寒空の帰り道
降水確率0だった
今日なのに
自転車走らせる
アタシの手を
水滴がぽつりと濡らした
あれっと見上げれば
満天の星空
いつだったかな
10代最後の日に君と見た
プラネタリウムを
想い出したんだ
2人肩を寄せあい
手を繋ぎながら
首の痛みも忘れて
見入っていたね
そんなことを
想い出していたら
手袋もしていないのに
手が温かくなったんだ
もう一度見上げて
星をつないだら
君の笑顔が出来たよ
君も今日
この星空を見て
あの日の2人を
今までの2人を
想い出してくれたなら
これから先の2人は
変わっていけるような
気がしたんだ
詩人:めろでぃ | [投票][編集] |
アナタは
あまりにも多く
いろんなものを
抱え込んでいる
だから
アタシのことでは
悩んだりしないで
不安になったりしないで
アタシは何があっても
アナタのそばにいるから
アナタから
離れていかないから
悩むことないよ
不安になることないよ
アナタは安心して
愛されていてくれれば
それでいいから
詩人:めろでぃ | [投票][編集] |
君の笑顔が
一瞬途切れるときがある
それは君が
何かしら心に
不安があるとき
だからアタシは
君が
不安にならないように
笑顔でいられるように
強く抱きしめるんだ
そしたら
ほら
君とアタシの間には
不安なんて
入り込む隙間が
なくなるよ
そして
そこにあるのは
愛だけだよ
詩人:めろでぃ | [投票][編集] |
20年前
あたしは生まれた
そのときの記憶なんて
あるわけなくて
ましてやその瞬間
自分が何者なのかすら
分かるはずなくて
ただ
だんだん時間が
経つにつれて
色々なことが
わかり始めた
あたしは人間の子供
パパという人と
ママという人がいる
さらに弟という
あたしより後に生まれた
人間の子供がいる
その人たちと
ずっと一緒に
毎日を過ごす
それを家族と呼ぶ
そして20年
もっともっと
大きくなった今
パパとママと弟以外に
ずっと一緒にいる人が
いる
それがアナタ
きっと
そうなんだ
アナタはいずれ
あたしの家族に
なるんだろうな
こうやって
繰り返してくんだろうな
毎日のように
誰かが生まれて
続いていくんだろな
アナタとあたしも
いつか誰かの誕生日を
つくるんだろうね
詩人:めろでぃ | [投票][編集] |
君の笑顔が
大好きな僕だけど
時々その笑顔で
不安になるんだ
君はたまに
無理して笑うから
僕のことを
困らせないようにと
だけどだんだん
そんな君に
気付き初めてしまった僕
だから僕は
いつでも君が
心からの笑顔で
いられるように
いつまでも君を
愛し続けるよ
詩人:めろでぃ | [投票][編集] |
君に逢えないと
君の夢を見る
背の高い君を
めいっぱい手を広げて
抱き締める
背の高い君に
めいっぱい背伸びして
キスをする
そんな夢
せめて
夢の中でもいいから
逢いたいと
心がごねるから
君が隣にいても
君の夢を見る
行ったことのない
あたたかいところに
2人で寝ていて
アタシは君に
抱きしめられていた
ごつごつした優しい腕に
大きな君の体に
包まれて眠っていた
アタシはいつだって
君の夢を見る
アタシはいつだって
君を想っている
詩人:めろでぃ | [投票][編集] |
いつもアタシのことを
あだ名で呼ぶ君
その呼び方が
可愛くてたまらない
そのたびにアタシは
この名前で
良かったと思う
けれど時々君は
悪気のない
いじわるするんだ
君に名前で呼ばれると
いきなり心臓が
止まったように
ドキドキする
そしてまたアタシは
この名前で
良かったと思う
君を好きになって
ホントに嬉しいんだ
詩人:めろでぃ | [投票][編集] |
もう何度目だろう
同じこと繰り返すのは
薬指から
離れていった指輪を
アナタにはめて貰うの
4度目までは
覚えてるの
5度目くらいから
分からなくなっちゃった
今日のは一体
何度目だろう
アナタに聞いても
分からなかった
指輪に聞いても
やっぱり分からなかった
じゃあどうして
こうなったの?
と問えば
アナタはうつむき
悲しそうな顔をする
キレイな瞳で
アタシを見つめる
そしてアタシは
ワガママに汚れた心が
濁った涙を流す
アナタはこんなに
美しいのに
どうしてアタシは
こんなに醜いの?
美しいアナタまで
汚してしまわぬように
アタシは守るよ
アナタの笑顔を
世界中の全てが
まばゆく輝くほどの
キレイなアナタの
美しい笑顔を
この薬指に誓うよ