いつも携帯握りしめて

携帯依存症




メールの送受信BOXも

発着信履歴も

90％は君で埋まってる



なのに今は

違う友達の名前で

だんだん君が

消えていく





君から連絡が

くるかもしれない



今アタシは

いつにも増して

携帯依存症

ふとした瞬間

夜空を見上げると

必ず満月だったりする



アタシが夜空を

見上げるとき

必ず満月だったりする



あぁそうか

君がトナリにいるからか





ベッドに寝ころび

夜空を見上げる



半月が見える



あれ

満月じゃない



あぁそうか


君がいないからか




もうアタシのトナリに

君はいてくれないのかな



もう満月は

見れないのかな

感情にまかせて

拒否をした

アナタの番号と

アナタのアドレス



解除したから

はやく連絡して



待ってるんだから



アタシの聞きたい言葉と

アナタの笑顔を

待ってるんだから

たった一言


その言葉が

あればいいのに



それでいいのに


それだけでいいのに



たったそれだけで


たったひとつの


大切なものは


また戻ってくるのに



たったそれだけ



たったそれだけが



苦しいほど

痛いほど

むずかしい

嫌だ 嫌だ


行きたくない

免許なんて

要らないから

行きたくない



嫌だ 嫌だ

逢いたくない

君に逢うと

愛しさで潰れそう

逢いたくない





本当に欲しいものは

簡単には手に入らない




今はなんだか

そばにいるほうが

辛いんだよ

マニュアルなんて
運転できないよ


そうこぼしながらも
今日も教習所へ


出来なくって
くやしくって

終わるたび
帰ってくるたび

涙をこぼす


最初は君が
拭ってくれた


今は明かりの消えた
自分の部屋で
独り悔し涙を流す



いつのまにか

わかんなくなってた



くやしくって
泣いてんだか


君がいなくて
泣いてんだか



なんで
泣いてんだか


わかんなくなった

昨日の教習中は

君が
見守っててくれたから


出来なくって

悔しくっても

がんばれたんだ



けど

今日の車窓からは

君が見えない




そうなんだ


君がいたから

どんな辛いことだって

歯食いしばって

足踏ん張って

乗り越えられたのに



今は君が

見えないから

涙だって零れる

ちょっと押されただけで

倒れてしまうんだ



きっと今は

独りでも

起き上がる強さを

身につけるための

試練なのかもしれない

君に返したペアリング



毎日必ずつけてたから



ほら


外したって


日焼けして

指環のあとが

白く残ってる



心の傷跡が

目に見えて残ってる

アナタの過去に
嫉妬してしまう


指を使っても
数え切れないほどの女を
抱いてきたとゆうアナタ



そんなアナタの腕を
切り落としてしまいたい

そんなアナタの唇を
もぎ取ってしまいたい



そんなことも
今更できないから




これから先アナタの唇が
アタシ以外に
触れなければいい


これから先アナタの手が
アタシ以外を
撫でなければいい


これから先アナタの腕が
アタシ以外を
抱かなければいい


これから先アナタの瞳が
アタシ以外を
見つめなければいい


これから先アナタの心が
アタシ以外に
ときめかなければいい




これから先ずっと

アタシだけを
愛してくれれば
それでいいの


愛してくれればいいの

雲の広がる

夜空の奥に

煌めく星たちに


今宵アタシが

願うことは



今
アナタの全てが

アタシの全てであるのと

同じように



アタシの全てが

アナタの全てに
なることを

強く願います




雲を突き抜けて

届け 輝け

アタシの願い