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Я@κλの部屋


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詩人:Я@κλ [投票][得票][編集]

静かな部屋

白い壁に

白いベッド

そこに
貴方は一人

静かに泣いてた


そっと触れる
かすかな貴方の
温もりが

一生懸命
生きたいと
震え伝ってきた


大丈夫。

抱き寄せた
貴方の体を

この胸一杯に
受け止めて


ずっと
側にいる


そう
囁いて


貴方を
守ってきた。



でも
貴方は
僕の腕を

ある日、突然
力無く
振り解いた


怖い




呟いて





貴方が受けた
過去の
記憶と傷が

今も
襲い続けてる


一人が怖い。 と

誰かを
傷つかせて
しまうんじゃないか と


本当は
誰よりも
優しくて

弱い

貴方の半分を

僕は
いつも
こんなに側で
触れていたのに


何も出来ない
自分が情けなくて

無力さに絡まれ


どうしようもなく


落ちてゆく。


何日も寝ていない
その腫れた瞳に

僕は
どう写っていた..?



貴方は
一人にならない

僕がいるから


こんなにも
愛してる




この僕に
何も出来ないのなら

貴方が
悪夢に襲われるなら


いっそ
僕等の息の根を
止めて下さい。

















消えない

[ 愛 ] とは


きっと

こういう事でしょう?
















ねぇ..


マリア....

2007/04/22 (Sun)

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