鏡はいつだって理想のあたしをあたしはいつだってそれが嘘だって知っていてあたしはあたしを騙す為いつだって自分に誰かに嘯いた誰も側に居ない夜はふと本当のあたしに気付いてしまいそうで彼に電話した凍えそうな夜空の下で彼が幻像のあたしを心配して声を振り絞るあたしに騙された彼の話にあたしも騙される本当のあたしは彼にとっての嘘心は満たされてるのに涙だけは止められなかった大丈夫まだ嘯ける
[前頁] [アい兎たヲの部屋] [次頁]