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四季の旅人(畦道)の部屋  〜 新着順表示 〜


[25] 時間
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時間

人間は不思議である
いや!
私だけかも知れない
愛しあい
心を交えても
暫らく遭わないでいると
忘れてくるこの感覚
なぜ?
こうなるの
いつも時間の空白を考えるけど
分からない
答えがでない
互いに交わした言葉が
毎日から週一になっても
寂しい
遭いたい
その感情が湧いてこない
この違い
男と女の温度差
価値観の違い。

2008/01/14 (Mon)

[24] 水仙
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水仙

時雨空
霙降るなかで
いま
一株の水仙が
白無垢の花をつけている  
花びらは羽二重のように美しく
清楚で質素
花から匂う
擽る香り
恋する女の香り
花のなかを歩けば
何時の間にか
水仙の群落に
抱きしめられている
私がいる。

2008/01/13 (Sun)

[23] 蒲公英
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蒲公英

私は蒲公英
野辺の花
色も綺麗だし鮮やか
暖かい幸せ色で
あなたの心の中を
レモンイエローでいっぱいにしてあげるのに
話かけても
見てもくれない
街のなかで
一番先に
春を知らせているのに
誰も無関心
小さくて愛くるしい
可愛い花なのに
誰も
手に取り飾ってくれない
一輪に挿して
見つめてごらん
優しいレモンイエローで
部屋の中
いっぱいになるから。

2008/01/12 (Sat)

[22] 雨&水
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空は
深い悲しみの灰色
重く低く垂れ込めた雲から
降り続く雨は
怒り
号泣
別れの涙
でもこれがないと
生きていけない命の水

汚れ
汚染
人が汚している

澄んで見えるのは表面だけで
人の心に似ている
汚された雨が
悲しみに嘆いている

破壊
氾濫
森の樹を切るために
道を伸ばし
沢を埋め
流れを止められ
森に降る雨が
行き場を失って怒り狂いながら
土石流となって
破壊しながら
海を求めて下る。

2008/01/06 (Sun)

[21] ハス
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ハス

私はハス
この湖の住人
仲間が住んでいる有名な所では琵琶湖
でも彼らとは姓が違う
従兄弟かな
いま住んでいる所は有名だよ
でも空き家が多くて
仲間は
もう住んでいない
いま
住んでいるのは私だけ
最後の住人
老いた体を
湖底深く沈めていくところ
もう泳ぐことも
美しい姿をみせて
川を遡上する事もない
廃村の誕生
私の仲間が住まない湖と川に
未練はないし
既に私は
墓石の湖に刻まれた
滅亡者だから。

2008/01/03 (Thu)

[20] 南天
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南天

冬の街で
南天の赤い実が
旬の一粒を
一枝に実らせている
それは
綺麗な一粒のベリー
美味しそう
思わず
手に捕って
口に含むと
固くて苦い味がして
不味い
思わず吐いてしまう
見た目は美味しそうなのに
意外と不味い味に
驚かされる
旬の一品。

2007/12/27 (Thu)

[19] 
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生きている
嬉しいとても嬉しい
友人がいて
家族がいて
愛する人がいる
いつも回りの人に支えられ
いつも
元気を貰っている

哀しい
悔しい
この感情と想いを
いつも受け止めて
優しく包んでくれる人がいる

私・・・
生きている
生かされている
嬉しい
今日は
支えてくれた人達と自然に
ありがとう言える
素直な
自分でありたい。

2007/12/25 (Tue)

[18] 素直
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さあ拗ねていないで
あの人を
お祝いしよう
確かに私は信じていないし
あの人の誕生日なんて関係ないしね
でも
この日くらい
素直になって
大切な人に
おめでとう言って
心贈ろう
忘れていたこと素直に詫びて
今日は言葉話そう
いつもは言えない分
大きな声で
ごめん
今まで愛してくれてありがとう
でもやはり
あなたが好きです
叫ぼう
贈ろう
素直になって。

2007/12/21 (Fri)

[17] 
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遅い夜明け
光が靄から
解放されて明るくなる
窓が
トントン
叩かれて
目が覚める

射し込む
明かりに
誘われて外に出る
名残が
ゆれている
悪戯しているのは
冬の風

触る風が
冷たい
寒さが凍みる風だ
思わず
ブルブル
身震いして

そう思う。

2007/12/15 (Sat)

[16] 別離
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別離

愛し合い
共に楽しい時を過ごした人とは違う
もうひとつの別れ
心が痛み
涙が止まらない
悲しい別れ
生きている限り
時の彼方から
いずれ
誰にも訪れる
独りでの旅たち
分かっていても
心で理解していても
突然
愛する人が忽然と消えると戸惑う
残る面影
残像
もう
話せない苛立ち
後悔の念
あなたが去って分かる
悲しい現実
存在感の重み
大切さ
このときあじあう
己の愚かさ
いま
あなたの前で
独り
泣きじゃくる。

2007/12/14 (Fri)
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