詩人:里雨夜 | [投票][編集] |
君を好きになればなるほど
僕は僕ではいられなくなる
それは狼男
君という月で
僕は狼になる
君の全てがほしくて
僕をめちゃくちゃにする君が
狂おしいほど愛しくて
理性とか純粋とか
どうでもいい
所詮
僕らは生物で
僕と君は男と女
惹かれあったが最後
××に勝てるわけがない
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つないでいた手を離すと
温もりが消えるから
辛いんだ
でも
手をつながないのは
もっと淋しいから
いつも君の手に縋り付く
君は優しく受け止めてくれるね
だから
嫌だけど僕も手を離すよ
そして
消えていく温もりに願うんだ
早く帰る家が
同じになりますように
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今日は暑い
空気の抱く水蒸気が
幾分割り増しな気がするのは
きっと気のせいではない
空気が肩に全身にのしかかる
そういえば
明日から雨だと
携帯の天気予報で見たっけ
短い春が終わり
これから梅雨がやってくる
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さっきまで
僕の腕の中にあった
君の横顔
今は温もりさえ消えてしまった
しかたのないことなのは
分かってる
帰る家が
今はお互い違う場所なんだ
でも
さみしくて寂しく淋しくて
本当は帰る君に縋りたかった
゛行かないで゛
そう言ってしまいたかった
君が好きだから
君を困らせたくないから
君に嫌われたくないから
言葉を飲み込んだ
ただ
涙を流すのは赦しておくれ
言葉を飲み込んで
押し出された想いの結晶が
零れることを赦しておくれ
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過ぎゆく季節に
想いを馳せることなく
訪れる季節に心踊った幼少期
春の野山や秋の木々はもちろん
夏の灼熱の太陽も
冬の大雪も
四季の総てが友達だった
季節に疎くなっていた思春期
1年の大半を室内で過ごし
日が暮れるまで
部活に熱中していた
夏は暑いと冬は寒いと
文句ばかりだった
変わりゆく季節の尊さに気づいた青春期
去りゆく季節を淋しく想い
移り変わる季節に未来を重ねた
四季が動くともに
四季に対する感じ方も変わる
かわる
まわる
めぐる
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なんだか
漠然としんどくて
なんだか
じんわり淋しくて
一人になりたいような
一人じゃいたくないような…
ちょっとしたことでイライラ
ちょっとしたことでペコペコ
あぁ
ゆっくり休みたいなぁ
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帰る君を見送ったあと
一人アパートに戻ってきても
すぐにリビングには入れなくて
浴室の扉の前に腰を降ろし
君とメール
さみしくて
さみしくて
涙を拭っては携帯を握りしめる
君と1時間くらいメールをして
君がおやすみするころ
やっとリビングに入れるんだ
消えた君の温もりを探さず
また会える日を夢に見る
そうして想い出を重ねて
君との未来を想い描く
信じてる
リビングの扉を開けたら
君がいる日々に必ず行けるって
信じてる
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本当は毎日でも会いたくて
すべてを投げ出して
君を選びたいんだ
もし僕らが生きている世界に
縛りがなければ
君とずっと一緒にいることを
選ぶだろう
君を選びたい
君に選ばれたい