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里雨夜の部屋


[277] 季節
詩人:里雨夜 [投票][得票][編集]


過ぎゆく季節に
想いを馳せることなく
訪れる季節に心踊った幼少期

春の野山や秋の木々はもちろん
夏の灼熱の太陽も
冬の大雪も
四季の総てが友達だった



季節に疎くなっていた思春期
1年の大半を室内で過ごし
日が暮れるまで
部活に熱中していた

夏は暑いと冬は寒いと
文句ばかりだった



変わりゆく季節の尊さに気づいた青春期

去りゆく季節を淋しく想い
移り変わる季節に未来を重ねた



四季が動くともに
四季に対する感じ方も変わる



かわる

まわる

めぐる

2011/05/12 (Thu)

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