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里雨夜の部屋


[389] コイが龍になった夜
詩人:里雨夜 [投票][得票][編集]


夜空に浮かぶ光

丸くなったり細くなったり

日によって形を変える不思議な光


白い光は淋しげでそれなら傍にいたいと思ったんだ


水の流れに逆らって光に届きそうな高い滝を登る

激流に負けまいと死に物狂いで泳いぎ

高く遠い光を目指すうちに空を昇っていた

これならあの光へ届くだろう



その日月光に照らされる1匹の龍を多くの人々が見たという

2016/03/29 (Tue)

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