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里雨夜の部屋


[395] あしあと
詩人:里雨夜 [投票][得票][編集]


波にさらわれ消えると分かっていても

波打ち際の砂上を歩く

実世界に痕跡が残せなくても

実体のない世界で文字を綴る


大勢でなくても誰かの心に残るように

紡いだ詩に願いを込めて



朝になれば何食わぬ顔で今日を歩く

2016/05/12 (Thu)

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