詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][得票][編集] |
最果ての孤独に
辿り着く前に息絶える
非力な僕には
限りある可能性にすら
ろくに手が届かない
多くの望みが枯渇した
砂漠にも月は登るのに
一切の光がない場所で
永遠にかくれんぼ
暗がりに名前はない
存在のない宙に見えない姿
光を当てれば済む話
空振りの論理じゃ
何も掴めないけれど
覚束ない頭で無知を知る
覚えのない罰を受け続ける
思いを馳せるのは強欲か
あなたに逢いたい
ただそれだけのことができない
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