詩人:咲麻 | [投票][編集] |
君から貰ったいくつもの大切
その一つ一つを僕は葬る
出会ってしまったが故
愛してしまったが故
強すぎる想い
行き場のない想い
たった一つの「愛してる」
あまりにも沢山の「さようなら」
今の僕は
君の目に滑稽に映っているのでしょうか?
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何もない一日が大切になった
当たり前の日常も
意味のない会話も
その一つ一つが
とても愛おしくて
尊いものだと知った
毎日をもっと
一分一秒をもっと
一生懸命に生きていこう
でもきっと
だんだんとこんな気持ち忘れてしまうから
そっと
今日のまんまるお月様に
愛を込めて口づけを
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綺麗になったね
大人っぽくなったね
そう言って誰かが笑いかける
コンタクトがなきゃ何も見えない
真っ赤な口紅はまだ引けない
足のつま先はズキズキと痛んで真っすぐ歩けない
今ここで
このヒールが折れてしまえばいいのに
色づき作った自分を
全て脱ぎ捨ててしまえたらいいのに
大人っぽくなった私は
大人だと認識してしまったあの日から
子供だということを
必死に隠し歩いた
颯爽と
痛みを隠して歩いた
「明日、天気になーれ」
そういって跳ばしたハイヒールは
曇り空しか占えない
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喉が渇いてどうしようもないんだ
頭は重くてくらくらしてる
冷蔵庫の中身は空っぽで
飲みかけのミネラルウォーターとチョコレート
煙草の匂いが充満して
上手く呼吸が出来ない
開け放した窓から
冷たい風が吹く
キンモクセイの匂いは
もうしない
喉が渇いて、どうしよもないんだ
僕の元に君は
もう来ない
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明日から
どうやって隠そうか?
顔色伺いのこの顔
不安でいっぱいの泳いだ目
目が悪くなると怒られた
目が悪くなることよりも
人に嫌われることの方が怖かった
明日から
どうやって隠そうか?
もっと自分に胸が張れれば
良いだけの話だけれど
そんな簡単なことじゃないから…
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電波状況は気分次第
ないと不便だから捨てれないけど
別になくても生きて行ける
縛られるのは御免だから
よくお留守番してもらってる
会いたいなら
会いに来て
言いたい事があるなら
面と向かって言って
短縮キーで済ませないで
なんの感情もない
小さなものに頼らないでね
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どうして謝れないの?
明々白々
悪いなんて思ってないから
悪い事したら謝ります
間違っていたら謝れます
意固地なわけでも
謝れない人間なわけでもありません
どうぞ
嘲ってください
あいつは駄目だ
あいつは馬鹿だ
そう周りに触れて頂いて
結構です
何を言われても
どんな仕打ちを受けても
間違ってない自信があるから
何があっても屈しません
精一杯の敬意と皮肉を込めて
遊ばせ言葉で失礼します
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目的はそこにないけど
褒められたい
認められたい
何の反応がないのは
不安でいっぱいになる
必要とされてない
自分には何も出来ない
そんな風に思いながら
振り返り振り返り歩くのは怖いんだ
一度でいい
微笑み頭を撫でて
嘘ならいらない
ならいっそ、叱り飛ばして