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亜子の部屋


[32] 収穫祭
詩人:亜子 [投票][得票][編集]

ふんわり頬がとまどい弾いてふくらんだ
きみの笑い顔
ぼくの自慢の
まんまるまなこがたわわにたれて
喜楽がつまったお腹が
波だつたびに甘くにおう
もったいないほどの
収穫日和
秋空の
木の実のような指先は
ぼくだけを呼んだ


他のものになって逃げだそうとしたぼくを
あやふやな未来が諌めたいつかの夜
あの場所が大事なぼくだったけど

あの場所だけが大事なぼくじゃなくてよかった








2009/10/09 (Fri)

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