詩人:あさと | [投票][編集] |
大きく空気を吸い込んで
ふぅぅっと息をはく
僕のつくった小さな風が
遠く遠く君の元に
届いてくれると
いいのになぁ‥‥
もう君に
直接届けられないこの想い
いつの日か
そっと君を包む
優しい春風となって
君に届きますように‥
寒がりな君を抱き締めて
あげられないから
君を暖かい風で
包んであげられますように
今日もまた
そっと深呼吸‥‥‥
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この景色
君も見たことあるのかな?
この川
君も泳いだことあるのかな?
この青空
君も今見てるのかな?
この本
君も読んだことあるのかな?
今まで当たり前に過ぎていったものや
当たり前に見てたもの
君が関係してるのかなって思うだけで
とっても大事な時間やものとなる
全てが愛しい
全てが嬉しい
全てが楽しい
愛ってすごいね
すごいんだね
そして
君ってもっとすごい!
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地球が
くるくるまわるみたく
太陽系が
くるくるまわるみたく
銀河系が
くるくるまわるみたく
それでももとの場所に
戻ってくるみたく
僕達も
そうであってほしい
でも
僕達はその場所を離れたら
もう二度と
もとの場所には戻れない
惑星のように
たったひとつの星から
離れられないように
僕達も
そうなりたかった
別々のブラックホールに
飲み込まれてしまった僕達
二度と巡り合うことは
ないだろう
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君と読んだ本
君と行った映画の券
君と買った洋服
君と撮った写真
君と笑ったあの日々
探すとすぐ出てくる
君との思い出
僕のまわりは
君のモノでいっぱい
僕の気持ちも
君の愛でいっぱい
いっぱいいっぱい
君でいっぱいなのに
君だけが見当たらない‥
どこ探しても
君だけは見つからない
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痛みも苦しみも
喜びも憎しみも
孤独も幸せも
僕一人じゃ知らなかった
感情なんて
きっと知らなかった
君が僕を
ヒトにしてくれた
カラッポの心臓に
気持ちをたくさん
詰め込んでくれた
君がいなくなっても
一人だった日々に戻っても
もうカラッポに戻れない
たくさんの気持ちが
君と一緒にいなくなっても
君を愛した心が
ここに残っている
ずっとここに
残っている
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君の
林檎飴を両頬に
ほおばったような
膨れっ面
君自身では赤鬼のつもりの
怒った顔
そんな君が
本当に本当に可愛いから
また君の説教中に
にんまり顔
あぁ‥‥
また更に君は膨れっ面で
また更に僕はにんまり顔で
いいよ林檎飴さん
大歓迎さ
君の説教なら何時間でも
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僕の不完全な所を
どこかの誰かが
補ってくれてて
どこかの誰かの
不完全な所を
僕が補っているんだろう
そうやって地球は
まわってるのかな‥‥
何か捨てたもんじゃないな
自分
何か捨てたもんじゃないな
この世界も
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朝目覚めると
太陽が空に昇ってるように
君が僕の隣にいるのも
ごく自然の風景
どんなことがあっても
太陽が昇ってくるみたく
どんなことがあっても
君は隣にいてくれるものと
太陽は光をくれることが
当たり前で
当たり前すぎて
考えも感謝もしなかった
君にも同じように‥
いてくれるのが当たり前で考えも感謝もしなかった‥
君は僕の太陽
僕は月
君の光がないと光れない
もう一度
君の笑顔で照らしてよ
君の優しさで
あたためてよ
僕だけの太陽
君がいないと光れない僕に
もう一度
光をちょうだいよ
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いつだって
差し出す準備はできてた命
でも
そうだな‥
お互いの命を削りつつ
君と共に年をとって
いけるのなら
命も粗末に出来ないかもね
君と一緒にいる為なら
この命も
大事なもんになるのさ
君は僕の命を
生命(いのち)に
してくれた‥
君は僕のマリアだよ
神様は信じないけど
君は信じよう
僕のマリア
僕だけのマリア
君と共に
生きていきたい‥‥
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好き好き大好き
そう言うと
君はいつだって満足気で
喧嘩しても
その言葉さえ言ったら
怒ってたことなんか忘れて
幸せそうにしてたじゃん
でも
今の君に
いくら好き大好き言っても
迷惑げな顔をして
笑ってもくれない
二人が想いあってる時の
好き好き大好きは
魔法の言葉で
君の心が離れてる今の
好き好き大好きは
無意味な言葉‥‥
あの時の魔法の言葉も
今となっては全く無力‥‥
効かなくなっちゃった‥
迷惑な呪文を
繰り返し唱えても
君の心は離れるばかり
君の心を引き止める
魔法の言葉を
誰か早く私に教えて