ホーム > 詩人の部屋 > 無人の部屋 > エリーゼ

無人の部屋


[3] エリーゼ
詩人:無人 [投票][得票][編集]

鼻歌は空に消えて
空は忘れ模様
悲しかった孤独が
怖かった疎外感が
孤独の果てに見たのは
暗く細い道
消えてく空の彼方
乾いた風が吹く
飛び立つカラスの群れは
君が去る予感だった

耳障りな騒音を
叩いて消した
枯木の丘がざわつき
悲観的な屋根は泣く
止まらない身体の震え
それは君の為に
ざわつく枯木の丘は
今はもう見えなくて
さよなら 悲しい調べ
飛び立つカラスの群れ

2010/10/05 (Tue)

前頁] [無人の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -