詩人:リリ | [投票][編集] |
幸せを
問いかけたら
貴方と私の
温度差に
気付いた
少し距離を
置いてみようと
心に決めた
私を失っても
貴方の幸せが
変わらないなら…
そうするのも
いいかなと思ってる
冷めているのは
意外と
私かもしれない――
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貴方が見てる夜空
知っている
星の瞬きは
遠い過去の遺物
真昼の月を
見上げて想う
何時か
貴方が私を
振り返った時に
この想いが
遺物でないとは
限らない――
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何も無かったんだ
この砂の上
ただ波だけが
寄せては返しを
繰り返す
愛おしさは幻
胸に手を当てて
貴方を想えば
カタチの無い物は
指をすり抜けて行く
それでもまだ
諦めきれないのは
貴方がそこに
居るから
微笑んで
いるから――
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「寂しい」って
クチに出すのは
簡単――
「寂しい」の
裏側に在るものを
伝えるのは
困難――
そっと
貴方に触れてみる
行為の後の体温
そこに幸せを
探すかのように
「寂しい」なんて
気付かなければ
良かった――
「寂しい」から
好きになった
なんて――
貴方の寝息に
耳を傾けて
懺悔を繰り返す
それでも私は
また
抱かれるのでしょう