ドロドロした物を
握り締める




それは私の心




ネバネバした物が
絡みつく




それは私の心




サラサラした物が
風に散る




それは私の心




何処へ行く？
何処へ行く？




アナタの影さえ
見えない場所へ―

浅い眠りの中
物語は続く

辻褄の合わない
理不尽の塊

頭の中の
小さな空間で
登場人物達は
空威張り

虚無の中の虚無

さぁ躍りなさい
さぁ笑いなさい

私は今日も
夢を喰う
満たされる事も
無く
夢を喰う―――

もう少し




もう少し…





そう言い聞かせて
ダラダラと
続けるんだろうか？

嘆きの墓に
花を一輪
捧げましょう

アナタは情を
私は愛を
共に唄う


平和を知らぬ
子供らが
笑顔で罪を
犯すなら

手を繋ぐ事から
始めましょう


嘆きの墓に
花を一輪
捧げましょう

この場所が
何時しか
花の園になる

その日まで―

昨日は登って

今日は急落下

この

コースターは

とどまる場所が

有りません

時折スピードを

緩めてみますが

山あり谷あり

変わりなし

貴方次第の

恋愛コースター

一輪の薔薇
棘を持ち
隠すことなく
凛と佇む

どうか
そのままで

薔薇に憧れる
私は
願いながら
自らの棘を隠す

美しい花を
咲かせる術を
まだ
知らないから―

願うだけで
叶うなんて
そんな簡単じゃ
ないんだよ

行動しなくちゃ

この一歩に
震えても
力強く
前を向いて

歩き出さなきゃ

何食わぬ顔して
笑ってみせる

本当の自分なんて
醜いだけだから

知ってる？
人を羨んでる
浅ましい私を…

知らないよね
私は完璧な
偽善者だから…

気付いたなら
誉めてあげる

それで
お別れだけどね―

言いたくても
言えないこと、
が有る


思っても
思わないように
していること、
が有る


叶わないこと、
じゃないのに
叶わない、
と思っている


それは
喉に刺さった棘


堪えきれなくて
抜いた















『アナタの子供を
産みたい―』

命の灯火
幾つもの軌跡


遠くを遠くを
指しながら
掌ほどの温もりを

大事に大事に
包み込み
先ずは一歩を
踏み出した


命の灯火
この道しるべ―