仕事帰りの朝誰も踏んでいない積もった雪は昨夜の寒さの余韻膝まで埋もれながら我が家への階段を目指すこれから仕事へと向かうはずのここの住人達は夢の中―ならば道を作りましょう魔法のように不細工な道を見て誰とも知らずに歩いていく真白な雪のように眩しい笑顔で良い1日をそして雪まみれのジーンズはストーブの前に―
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