詩人:村和緒 | [投票][編集] |
岩瀬忠震が呼鈴を押すと
庭が海と化し
沢山のゴミが漂着して居た
私は家の中で海上生活をエンジョイ出来ず
満月の夜にスキーが滑りたくて
取り敢えず写真をたくさん取る
シーザーの犬ね餌をやりながら
よよよよとsobsobsobsobと瞳を濡らす
マグナムで呼鈴を鳴らすと
もわーっとした小夜啼き鳥が彫像されて来る
私はこの機会にやんばダムを取り仕切る
かわなべぐみに襲撃を掛け
一気に呼鈴を決める
呼鈴を決めながらゲイシーと語らい
パパをそそのかす
いう子よお前の名前は悪くないと。
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耳漏を患っていると
強烈なパンチが肛門を引き裂いた
耳が爛(ただ)れ出血し
左耳は航海する
録画開始の6分遅れから
1週間経ち
姉が部屋に入り
自ら陣頭指揮をする
大人の為の英語基礎講座を
録画する
昼食は味噌煮込み饂飩で
朝食は抜いた
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母と喫茶店スバルに行く
その帰りフルフェイスのヘルメットをかぶって居るので
はっきりとは分からなかったが
東名高速の高架下の直ぐ傍の交差点を越えた所で
「でんちゅうでござる」が口癖で常に
優秀で栄光を求めて居た友人が大型バイクに乗ってすれ違ったのに
気付いたような気がした
上記の事実は4月8日(日)の事実である
さらに4月5日(木)は同じような場所で
岸壁の母に岐阜城公園の帰りにあった様な気がした。
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語気を荒げて居ると
飛び込む本がある
私の頭頂部が階段の天井を突く頃に
ラマルクの用不用説をとく僧が
その本を頻りに勧めながら。
私は季語辞典をお湯に突っ込ませながら
階段の天井に頭をぶつけた時に
モーツアルト魔笛を聞いて居た
魔笛のスクリプトが水分を吸って膨張してきたので
図書館から帰った後に
ブラームスのピアノ協奏曲第2番を寝ながら聞いて居ると
ひたいにうこんの力がみなぎって来て私の前を一輪車に乗った
小学生が通過してきて私をタワーへと登らす
語気を荒げて何も言い事は無い
小学生が怪我をして
護摩壇の前でお祓いを受ける
そこにラマルクの用不用説を説く僧が現れて
頻りに季語辞典を読むことを薦める
モーツアルトの魔笛は告げる
本の内容をしき写しするよりは
ちょっとは改変して自分なりの言葉で書いた方がいいと。
でもそれも時と場合によりけりなんだよなと。
ブラームスのピアノ協奏曲第2番は告げた、ひたいから。
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2012年7月17日(火)風呂場の脱衣所で姉のパンティーが
ついて来た
自分の風呂道具一式の一番下に
あった
どうやって持って来てしまったのか考えた
次の日私は信者978名と自殺した
カルトリーダーをWikiで調べて居たら
首を縄でまかれる様に
左あごらへんが鋭く痛む
長く多く痛む
私は死者を悼んだ(川柳の投稿も)
他人の作品へのレスも精勤しようとした
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バイクが太陽に溶けて
マーガリンとなり
食パンに塗られる
海が太陽に溶けて行く
ランボーが永遠を夢想した様に
全ての海を太陽が吸収した時
血だ真っ赤な血が「ま」の文字に彩られて
顔が白く
ヘルメットを出ている
唇が突き出て
ドイツ語のウムラウトを発音しそうな程に
唇はもはやくちばしの様に突き出て
私の記憶を底からせり出させる
ああ無駄のない自然よ
御身女体、またの名をマリア
或いは月の神ディアナ
ダイアナと遊ぶアンに私は食指を伸ばす所で
この詩を擱筆(書き終える)する事にしよう
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翼の生えたバイクが
私の左足のくるぶし付近を襲(おそ)い
シャッターが何度も降りて来る
母が手に持って居る物を
誘導する パジャマを洗濯かごへ
白くて 今年に変った格子の洗い物受け
へ(え)と朝は。 夜はCONVERSEの半ズボンを
汚れに着目して。 洗濯受けへと
導く母。 手にある半ズボンが朝同様に
母の導きを待ち受けている
木曜日の水が飛んでくる「クン」
翌日粘りだして眼鏡を浸食する
呼鈴に反応する屁に反応するシャッターを
睥睨して居る。
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風呂場で風呂用意に栓を閉め
ボタンを押せば湯が流れる
台所の灯が消える
母の引く紐はキッチンを暗闇にする
隣にある風呂場はひとたまりもなく
自家の光を用意せぬ弱みが
暗闇を一層冷たいものに変える
想えば昨日の脱衣場での姉の滞留が思い出される
もっと遡(さかのぼ)れば姉の下着が
勝手に脱衣場に付いて来た過去も思い出される
そして今日は僕はラジオを忘れるんだ(脱衣場に)
上にいた私は
父の為にトウモロコシの食べカスと図書館の本を
食べカスはキッチンへ
本は隣の部屋へと移した。