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スガワラシンゴ。の部屋


[2] 「結局」
詩人:スガワラシンゴ。 [投票][編集]

ただ恋を歌ってみても
辿りつかない空間
僕らが持つ
切なくなるほどの人間臭さに
どうしようもないくらいの愛しさを
僕は見つけてしまう
同時に煩わしさも添えて
それを踏まえて僕は
何重にも言葉を重ねて
想いを告げる
まるで詩人のように
あたかも君を
知り尽くしているかのようにさえ

ただ恋を歌うだけの
ちっぽけな僕は
上手く声になりはしないが
君の持つ人間臭い不完全さを
好きになれずにはいられない

君に「好きだ」と
言わずにはいられない




2006/08/09 (Wed)

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