詩人:タキシード詩者 | [投票][編集] |
君を好きになって
言いたいことが増えて
言えないことも増えて
君を失いたくないから
だなんて
君に近付く事もできず
何も失わない位置で
すべてを失った
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「飾らない君が良い」と
飾り付ける君が嫌い。
本当の自分なんて
とっくに通りすぎているから
みっともなくてもいい
つま先で歩いてみせるよ。
涙が出そうなのは
心が渇いてしまったから
わかってもらえたフリをして
笑う自分が嫌い。
弱みを握りあって
初めて向かい合える瞳
君に吐いた泣き言は
全て自分の中で解決済み。
怯えているのは
周りを油断させるため。
置いてきぼりにさせたまま
一人で走っていくよ。
出来れば構わないで
どこまで行っても
いつまで経っても
素直にはなれないけど。
本当の自分が一番らしくない
って
そう思えば
何も怖くないから。
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一生に一度ってわけでもないし
このからだすべてを犠牲になどという
ダイソレタコトではありません。
特別でもなんでもない
価値なんてしょせん一人分でしかない
ただのちっぽけなきみです。
ほしいなんて言いません
ほんのすこしだけ
近づけてください。
小さな少しの願いです
この程度の願いです
大きくは望みませんから
どうか叶えてください。
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風船のようにフワフワと
何かに縛られていなければ
ある日突然
ふとした瞬間に落ちてしまうのでしょうか
何かに縛られていたら
いつの間にか
人知れずうなだれてしまうのでしょうか
時計のようにチクタクと
規則正しく進まなければ
誰からも
必要と呼んでもらえないのでしょうか
足を止めてしまったとしても
すぐにまた
代わりがあるのでしょうか
あなたのようにキョロキョロと
常に居場所を確かめなければ
いつか忘れてしまうのでしょうか
誰かの視線を気にしなければ
自分の顔も分からなくなってしまうのでしょうか
屁理屈ばかり唱えて
目にうつるもの全てが
汚れていってしまったんだ
本当は
風船のようにフワフワと
ありたいままに
いきたいままに
そう願っていたことも忘れて
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それはいつの間にかあって
いつの間にかなくなる
疎まれることはあっても
誰からも必要とされず
誰にも愛されないもの
そんなものに私は1人
そっと思いを馳せる
明日も雨かな
とか
だといいな
とか
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この辺だったような
もっと遠いところだったような
とにかく昔
どこかで落としてきたのです
小さかったような
両手いっぱいだったような
とにかく今
たまらなく必要なのです
探しに行きたいのですが
私はこの立ち位置を
動くことができません
おまわりさん
確かに落としたんです
確かにあったんです
落ちていませんでしたか
大切なものなのです
大切なものなのです
もう曖昧にしか覚えていませんが
確かそう、子供の頃
いつも持っていて
みんな持っていて
もしかしたら、あの夏が
持って行ってしまったのかもしれません
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誰かが過去に言ったことは
繰り返したくなくて
自分の中にある新発見を
探し中。
僕の心は誰も知らない
そのはずなのに
僕が思うことは大体
誰かが既に考えていて
詩とか手紙とかに
なっている。
僕は特別なんだろう
って
信じていた子供時代を
誰しもが持っていて
所詮僕は凡人なんだ
って
大体の人が気付いている。
そして
僕は特別なんだよ
って
いつまでも信じている人が
きっと強い人です。
だから
誰にもできないことをしたい
僕にしかできないことをしたい
けれど
そんなことは
みんな思っています。
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詩というものが
実際よくわかりません
私のはただの言葉遊びです
あれは詩だけど
こんなのは詩じゃない
とか
やっぱりよくわかりません
私のはただの作文です
あれは素晴らしい詩ですと
言われてみれば
そんな気もしますが
考えるほどわかりません
私のはたぶん宛名のない手紙です
でも
誰かの詩を見て
この言葉が好きとか
そういえばそうだなとか
思えたらやっぱり
素晴らしいことなんだと
思います
これは本当に思います