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ぴるぴるの部屋


[16] 「幸せになりたい」
詩人:ぴるぴる [投票][編集]

当たり前の日常が
当たり前に過ぎていく
そんなこと当たり前だった

何も変わらない日々が
ずっとずっと続いていくのだと
信じていた
疑いもせずに
ずっと信じていた

だけど
その終わりはあっけなく訪れて
当たり前だったものすべてが
目の前でボロボロと崩れていった

「ただいま」
と言えば
「おかえりなさい」
と言ってくれる
あたたかい声
「おいしいね」
と家族で食べる食事
悪いことをしたら怒られて
「ごめんなさい」
と謝る

そんな当たり前なことが
普通だったことが
何もかも無くなって
悲しみや
寂しさや
辛さだけが残って
それがまた
新しい当たり前を作っていく

それでも
人は生きなければならないから
生きていかなければならないから
人は願わずにはいられない

「幸せになりたい」

「普通になりたい」

そう願わずにはいられない
それが
人というものだから

2006/06/30 (Fri)

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