詩人:ぴるぴる | [投票][編集] |
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人と話す
たくさん笑う
いろいろなことをしているけれど
ちっとも満たされない私の心
幸せ者のはずなのに
一人になったら泣けてくる
自分で自分が許せなくて
自分で手首を傷つける
あなたがいなくなったあの日から
私の心は空っぽで
何をしても満たされない
あなたがいない日々が
あなたがいない日常が
あなたがいない毎日が
何年もたっているのに
私の時計はあの頃のまま
周りの時計はずっと刻を刻んでいるのに
私の時計はあの頃のまま止めてしまっている
動きだしたら
動いてしまったら
あなたへの想いが
あなたとの時間が
無くなってしまいそうで
消えてしまいそうで
あなたがいなくなってしまいそうで…
だから私は止めていた
それでも刻は少しずつ刻まれてしまって
少しも待ってはくれなくて
止めているのに
止まって欲しいのに
刻まれていく
いつまでもいつまでも
私の刻を止めてはくれない
それが生きることなのかもしれない
それが生きていくことなのかもしれない
生きることは
生きていくことは
あなたが色褪せてしまうこと
あなたが消えてしまうこと
それなら私は本当に時計を止めてしまいたい
あなたのいないこんな世界なんていらない
空っぽの心を満たしてくれるのは
あなただけだから