詩人:しゅきら | [投票][編集] |
荒れ狂う空
ねぇ君は何を見るの
この世界に
何があったの
君の世界に
死は彼をも
惑わせる
ねぇ?
世界は君だけのために廻っているとしたら
君はそれをどう思う?
君を生んだだけの母も
君を嘲る人達も
君のために動いてるとしたら
君はどう思う?
それでも君は
死を望むだろうか
きっと
そうなのだろうか
黒いマント着た
王子様が
幸せにしてくれる?
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正論はいつも
私じゃない
誰かが持ってて
その事に気付くのは
もう過ぎた後だったり
私は
人と関わっちゃ
いけないのかも
しれない
ほら
また
失敗した
センセ
センセ
話を聞いて
ボロボロな私の
ボロボロな世界
正論でさえ
間違ってるよ
ねぇ?
誰が正しいかじゃなくて
どうすれば
良くなるのか
駄目なものを
駄目なままで
放っておかないで
ネェ君
冷静にこれまでを
見てはくれないか
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シュークリームが
うまく焼けない
生地を膨らませて
古いオーブン
もう一度
やってみようか?
あの人も
いなくなったし
才能もなければ
努力もないのよ
いきあたりばったり
迷惑かけてばかり
シュークリームが
膨らまない
私みたいに
ぺしゃんこ
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私がどれだけ
甘い理由で泣いてるか
人の前に出ると
解っちゃう
でも止まらない
何がしたくて
泣いてるの
聞かれても
答えられない
泣けばなんでも
思い通りにいくなんて
思ってないよ?
何も出来ないから
泣くんじゃないの
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動き出す
時が遅いのは
今に始まった事
じゃなくて
やりたいことと
やれることが
解らなくなっちゃって
逃げることしか
考えつかない
空を翔ける
鳥が言うのさ
もっと前向きに
飛んでみなよ
広がる世界は
君が考える程
暗くはない
夜が明けると
動かなくなる体を
どうしたら
動かせるのか
問うた私に
太陽は笑うのさ
明日出来ることは
明日やれば良い
だから今日は
やりたい事やるのさ
そう焦ることはないさ
それでも
やっぱり私は
解らない
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変わらない自分に
知識だけを詰め込んで
大人になった気で居るのさ
錆びたパイプ椅子
素敵な物は
私なんかじゃなく
私が好きな物
何も出来ない癖に
自信だけは強くて
私だけが特別なんだと
思い込んでいる
一人になった
自分を見てみなよ
ほら
何にもない
好い加減諦めて
滅んじゃえば?
意思もない癖に
恰好付けて
うえばかり
見上げているなんて
見苦しいよ
大きくなったと
広げた掌
赤ちゃんよりも小さい
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光は私を癒さない
光は私を蝕むの
「優しさ」と
言う名の刃で
私の中心を突き刺すの
偽物の光は恐い
思想が合わなければ
傷つけられる
本物の光は恐い
現実の私を突き付ける
病みも
光も
私を引き裂くの
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夢の中で
君と会った
僕の胸で
泣いていた
街の中で
君と会った?
僕の胸が
跳ね上がった
きっと会っても
お互い気付かないね
その事が
なんだか悔しい
きっとあのとき
すれ違って
いるはずだけど…
夢の中で
君と会った
長い髪した
女の子
今日の事で
はちきれそうだね
君は泣いてる
きっと一人で
掛ける言葉が
見つからない
君の為に
なにかしたいのに
せめて夢の中で
胸を貸すから
全部
吐き出ちゃって?
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本当は働きたくなんかないのです。
出来ることなら遊んで暮らしたい。
ただそれにはお金が要って、生活の大半を注ぎ込まなければ生きていけないのです。
学びたくなんかないのです。
しかし私には才能等なく、何かするためには人並みに学んでなければならないのです。
さらに言えば生きていたくないのです。
こんな生活をする為に生まれて来たとは思いたくないのです。
自分は他人とは違うと言いながら、やっぱりどこか諦めてる。
考えたくないのです。こんな事は。
見たくないのです。
醜い自分は。
生まれたくなかったのです。本当は。
母の中で私は拒否しました。
しかし今ここに居るのです。
働かなければなりません。
学ばなければなりません。
考えなければなりません。
生きなければなりません。
人の義務だと言うその行為が、私を蝕むのです。
結局は私を救うものなどないのです。